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神様のいない世界
第8章 贈り物
「俺がか?!」
「同じ質問しないで下さい。ご自分が好きな相手でしょう?」
「好き?俺がか?!」
「……そうですよ、昨日は楽しそうに仕事して、早々に帰宅されたじゃないですか。倒れた時もずっと寄り添っていましたよね?和隠さん以外の人にも同じことをしますか?考えてみれば初めからですよ?善を階段から突き落としたのも……あれを嫉妬と言うんです」
「……はぁ」
宗高がため息を吐くと三浦も大きく息を吐き出した。
気に入ってそばに置いていた宗高は自分でも恋心に気がついていなかった。
今までの女性とは違う反応の和隠が面白かったのだが、知らず知らずに嫉妬までしていたことにショックを受けていた。
三浦もまさかそんなことすら気が付いていなかったのかと呆れたのだ。
宗高はふと思い立ったかのように三浦を見て笑った。
「三浦、やってもらいたいことがある」
「はい、なんでしょうか?」
宗高の笑みに若干の不安があるものの、苦笑の表情で応えた。
「同じ質問しないで下さい。ご自分が好きな相手でしょう?」
「好き?俺がか?!」
「……そうですよ、昨日は楽しそうに仕事して、早々に帰宅されたじゃないですか。倒れた時もずっと寄り添っていましたよね?和隠さん以外の人にも同じことをしますか?考えてみれば初めからですよ?善を階段から突き落としたのも……あれを嫉妬と言うんです」
「……はぁ」
宗高がため息を吐くと三浦も大きく息を吐き出した。
気に入ってそばに置いていた宗高は自分でも恋心に気がついていなかった。
今までの女性とは違う反応の和隠が面白かったのだが、知らず知らずに嫉妬までしていたことにショックを受けていた。
三浦もまさかそんなことすら気が付いていなかったのかと呆れたのだ。
宗高はふと思い立ったかのように三浦を見て笑った。
「三浦、やってもらいたいことがある」
「はい、なんでしょうか?」
宗高の笑みに若干の不安があるものの、苦笑の表情で応えた。