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神様のいない世界
第9章 新事実
「そうか」
宗高がそう言うと三浦は相田に目配せをして、その部屋から幸江を連れ出し、奥の倉庫に閉じ込めた。
「ちょっと、なんでよ、全部話したじゃない!!」
「今あんたにふらつかれると、こっちの身も危ないし、あんただって命狙われるぞ。ここにいる間大人しくしてりゃぁ殺さねぇよ」
ドア越しにそう言った相田の言葉に、幸江は脱力し座り込んだ。
自分が蒔いた種で監禁されているのだから仕方のないこと。何処かに情報が漏れれば、間違いなく自分も政安も危険が及ぶのだ。
「だったらお願い、政安も……ここで匿って、お願い」
泣き出し願いをこう幸江に、相田はため息を吐き、舎弟に見張りをさせてその場を離れた。
宗高がそう言うと三浦は相田に目配せをして、その部屋から幸江を連れ出し、奥の倉庫に閉じ込めた。
「ちょっと、なんでよ、全部話したじゃない!!」
「今あんたにふらつかれると、こっちの身も危ないし、あんただって命狙われるぞ。ここにいる間大人しくしてりゃぁ殺さねぇよ」
ドア越しにそう言った相田の言葉に、幸江は脱力し座り込んだ。
自分が蒔いた種で監禁されているのだから仕方のないこと。何処かに情報が漏れれば、間違いなく自分も政安も危険が及ぶのだ。
「だったらお願い、政安も……ここで匿って、お願い」
泣き出し願いをこう幸江に、相田はため息を吐き、舎弟に見張りをさせてその場を離れた。