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神様のいない世界
第9章 新事実
「……善、お前が悪いわけじゃないからな?俺が……置いて行ったからだ」


善は宗高の言葉に首を振った。


「オレが……言い聞かせてやれなかったから……」

「善、真夏の水風呂で人が死んだら、プールも海も行けねぇだろ?顔をつけてないんだから本気で死ぬ気は無かったんだよ」


焦っていた宗高も冷静になれば、善を励ます言葉も出てくる。これは自分にも言い聞かせる言葉でもあった。


「体温計、お持ちしたので測って見てください」


34.8℃と出た体温計を三浦に渡すと、三浦の表情が和らいだ。低い体温だが命に別状はないからだ。


「う……っん……」


朦朧としながら目を覚ました和隠の声に3人は安堵して、宗高が和隠の首に強く噛み付いた。


「っ?!痛っ!!」

「てめぇ、次やったら地獄のそこまで追いかけるぞ」


宗高の地を這うような声と首の痛みに、和隠は一気に覚醒した。
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