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神様のいない世界
第9章 新事実
「……やっぱり寝るから」
和隠が立ち上がろうとすると、宗高が和隠の腕を掴んだ。
「ベッドが広すぎて寝られないんだろ?一緒に寝てって言わないのか?」
「言ったら……いいの?言ったら言う事聞いてくれるの?」
和隠がそう言うと、宗高は鼻で笑った。
言うこと聞けって、とんだ我儘な奴だなと思ったのだ。
だけど、悪い気もしない。
「聞いてやる」
「じゃ……一緒に来て、私の横で寝てください。これからずっと」
「……ずっと?」
「ずーっと、私のそばに居て、沢口に私を会わせずにずっと一緒にいて」
「……わかった」
宗高はそう言って和隠を引き寄せて抱きしめた。
逆プロポーズをされたように思えた宗高は、嬉しくもありくすぐったくもあった。
和隠が淋しがっているのだと、腕に力を込めると、和隠もしがみついて泣き出したのだ。
和隠が立ち上がろうとすると、宗高が和隠の腕を掴んだ。
「ベッドが広すぎて寝られないんだろ?一緒に寝てって言わないのか?」
「言ったら……いいの?言ったら言う事聞いてくれるの?」
和隠がそう言うと、宗高は鼻で笑った。
言うこと聞けって、とんだ我儘な奴だなと思ったのだ。
だけど、悪い気もしない。
「聞いてやる」
「じゃ……一緒に来て、私の横で寝てください。これからずっと」
「……ずっと?」
「ずーっと、私のそばに居て、沢口に私を会わせずにずっと一緒にいて」
「……わかった」
宗高はそう言って和隠を引き寄せて抱きしめた。
逆プロポーズをされたように思えた宗高は、嬉しくもありくすぐったくもあった。
和隠が淋しがっているのだと、腕に力を込めると、和隠もしがみついて泣き出したのだ。