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神様のいない世界
第3章 境遇
「優しかった?……善がか?!」
鼻で笑う宗高は和穏が転がるベッドに片膝を付け、ベッドに乗り上げた。
他の人に比べたら……ってくらいだけど。
和穏は小さく頷くと、宗高は肩を掴み起き上がらせた。
「お前を拉致ったあいつがか?」
「……っそう、指示したのは貴方でしょう?」
「その首の火傷あとも、あいつにつけられたんだろ?」
「その後に……貴方が私にしたことに比べれば、こんなのどうってことないでしょ?」
「あいつは、お前の腕を押さえてた」
「貴方の命令を断れるの?」
鼻で笑う宗高は和穏が転がるベッドに片膝を付け、ベッドに乗り上げた。
他の人に比べたら……ってくらいだけど。
和穏は小さく頷くと、宗高は肩を掴み起き上がらせた。
「お前を拉致ったあいつがか?」
「……っそう、指示したのは貴方でしょう?」
「その首の火傷あとも、あいつにつけられたんだろ?」
「その後に……貴方が私にしたことに比べれば、こんなのどうってことないでしょ?」
「あいつは、お前の腕を押さえてた」
「貴方の命令を断れるの?」