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神様のいない世界
第3章 境遇
怖いのに言い返すような会話が続けば、宗高の苛立ちが大きくなる。
和穏は唾を飲み込み宗高の変わる表情を見ていた。
端正な顔を歪ませていたが、冷え固まるような冷たい表情になると、身が震える様な凶悪な貫禄へと変わった。
怖い。
誰か、助けて!!
口をパクパクと動かすのに声が出ないのだ。
宗高に金縛りをかけられた様に動かなくなった身体は、いとも簡単にベッドに押し付けられ、馬乗りにされた。
「いいか?お前の自由は俺が預かっている。俺に逆らえると思うな。お前の行動一つでどうにでもできるんだ」
目も離せないほどの恐怖に陥る和穏を鼻で笑い、そのまま宗高は和穏の首に顔をうずめた。
スーッと首元の香りを嗅ぎ、歯を立てて噛み付いた。
「んっい!!」
食いちぎられる!!
その痛みに身を見開き脚を動かし、身をくねらせた。
和穏は唾を飲み込み宗高の変わる表情を見ていた。
端正な顔を歪ませていたが、冷え固まるような冷たい表情になると、身が震える様な凶悪な貫禄へと変わった。
怖い。
誰か、助けて!!
口をパクパクと動かすのに声が出ないのだ。
宗高に金縛りをかけられた様に動かなくなった身体は、いとも簡単にベッドに押し付けられ、馬乗りにされた。
「いいか?お前の自由は俺が預かっている。俺に逆らえると思うな。お前の行動一つでどうにでもできるんだ」
目も離せないほどの恐怖に陥る和穏を鼻で笑い、そのまま宗高は和穏の首に顔をうずめた。
スーッと首元の香りを嗅ぎ、歯を立てて噛み付いた。
「んっい!!」
食いちぎられる!!
その痛みに身を見開き脚を動かし、身をくねらせた。