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神様のいない世界
第3章 境遇
これまでに宗高が女に入れ込んだ事のない、異常なまでの冷酷さを目の当たりにしていた三浦は、この行為に安堵する一方、昨夜初めて顔を合わせた敵対組織の落とし子に入れ上げる『若頭』に多少の不安がある。
のめり込みすぎては逆に不利になるからだ。
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そんな心配も他所に、宗高は和穏を愛でていた。
「……和穏」
背中を向ける和穏の背後から覆うように抱き締め、ベッドに横になると後頭部に唇を付け顔を埋める。
宗高は満足した様に気持ち良さそうに寝息を立てる。
……寝た?!
しかも、隣で?!
和穏は狸寝入りをして宗高を無視していたが、この状況に動揺した。
のめり込みすぎては逆に不利になるからだ。
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そんな心配も他所に、宗高は和穏を愛でていた。
「……和穏」
背中を向ける和穏の背後から覆うように抱き締め、ベッドに横になると後頭部に唇を付け顔を埋める。
宗高は満足した様に気持ち良さそうに寝息を立てる。
……寝た?!
しかも、隣で?!
和穏は狸寝入りをして宗高を無視していたが、この状況に動揺した。