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神様のいない世界
第3章 境遇
和穏がぐったりするなら、それ以上に宗高が疲れていてもおかしくはない。
ひたすら固まって動かない和穏を数時間組み敷いていたのだから。
殺してやろうか、
いや、逃げ……られる?
和穏は身体に回った宗高の腕を恐る恐る触るが、反応がなかったため、掴み取ろうとする。
動かないし!!
「……ん!!」
力んでも外れない?!
すると、耳裏でクスッと笑い声が漏れた。
「寝たふりは、俺の様にするんだな?勉強になったか?」
「起きて……」
「あぁ、お前がどういうつもりでここから抜け出そうとしていたかは検討はつくが……裸で部屋を出て、またしてもリビングの奴らに裸体を晒すのか?」
ひたすら固まって動かない和穏を数時間組み敷いていたのだから。
殺してやろうか、
いや、逃げ……られる?
和穏は身体に回った宗高の腕を恐る恐る触るが、反応がなかったため、掴み取ろうとする。
動かないし!!
「……ん!!」
力んでも外れない?!
すると、耳裏でクスッと笑い声が漏れた。
「寝たふりは、俺の様にするんだな?勉強になったか?」
「起きて……」
「あぁ、お前がどういうつもりでここから抜け出そうとしていたかは検討はつくが……裸で部屋を出て、またしてもリビングの奴らに裸体を晒すのか?」