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神様のいない世界
第3章 境遇
「おはようございます、若、時間です」
声が聞こえ、目を覚ましたのは和穏。
ゆっくりと目を開けるが、目に入った三浦はガウンを片腕にかけて、笑み一つなく見下ろしていた。
「……若!!」
「ん……」
和穏は若干重みを感じていた胸元に宗高の腕が有り、三浦の声に反応するのと同時に力が入ったのだ。
ん!!苦しい……。
「もう少し……」
「若、今日はダメです。商談が入ってるんですよ、起きてください」
三浦の冷めた声に宗高は目を開け、大きな溜息を吐いた。
「寝てねぇ」
「私よりは寝ています。和穏さんはこれを」
……ガウン?
これだけ着ろって?
完全に軟禁……まぁ、裸でいるよりはいいけど。
三浦は和穏の足元にガウンを置くと、すぐにドアに向かって歩き出した。
声が聞こえ、目を覚ましたのは和穏。
ゆっくりと目を開けるが、目に入った三浦はガウンを片腕にかけて、笑み一つなく見下ろしていた。
「……若!!」
「ん……」
和穏は若干重みを感じていた胸元に宗高の腕が有り、三浦の声に反応するのと同時に力が入ったのだ。
ん!!苦しい……。
「もう少し……」
「若、今日はダメです。商談が入ってるんですよ、起きてください」
三浦の冷めた声に宗高は目を開け、大きな溜息を吐いた。
「寝てねぇ」
「私よりは寝ています。和穏さんはこれを」
……ガウン?
これだけ着ろって?
完全に軟禁……まぁ、裸でいるよりはいいけど。
三浦は和穏の足元にガウンを置くと、すぐにドアに向かって歩き出した。