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神様のいない世界
第3章 境遇
「……何なのあれ」
ふつふつと怒りだけがこみ上がる和穏は、しめられたドアに向かって呟いた。
居られてもこっちだってヤダから出てってもらって結構だけど、あの捨て台詞はムカつく!!
第一、拉致したヤクザと顔合わせて朝食なんか摂れるか!!
勝手にしていいんだったら、こっから出て行くし!!
和穏は足元にあるガウンに手を伸ばし羽織った。
ガウンって言っても膝したまでのタオル生地。お風呂上がりに着る様なそれで外を歩ける訳もなく、ドアノブに手をかけ出て行こうと思ったが思い留まったのだ。
ここで出て行ってもどうせ捕まるし…
軟禁どころか、昨日の様に監禁されるだけだ。
ふつふつと怒りだけがこみ上がる和穏は、しめられたドアに向かって呟いた。
居られてもこっちだってヤダから出てってもらって結構だけど、あの捨て台詞はムカつく!!
第一、拉致したヤクザと顔合わせて朝食なんか摂れるか!!
勝手にしていいんだったら、こっから出て行くし!!
和穏は足元にあるガウンに手を伸ばし羽織った。
ガウンって言っても膝したまでのタオル生地。お風呂上がりに着る様なそれで外を歩ける訳もなく、ドアノブに手をかけ出て行こうと思ったが思い留まったのだ。
ここで出て行ってもどうせ捕まるし…
軟禁どころか、昨日の様に監禁されるだけだ。