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一度きり
第1章  
彼女の手が、私のベルトにかかりました。
ベルトを外すと、スラックスのジッパーを下げました。
さっき私が彼女にしたことと同じようにです。
彼女も片手で、私のスラックスの前を広げました。
ブリーフが、露わになったはずです。
二人とも、舌を絡めあっていたので、下は見ていません。
彼女が急に、唇を離しました。
そして、私の胸に顔を付けました。
視線は下の方を向いています。
手は私の腰に回し、もう片方の手は股間にありました。
彼女が片手で、私のブリーフを下げました。
私は腰を浮かしました。

私の、腹に付くほど反り返ったものが、現れました。
それが、カーステレオの薄暗い照明に照らし出されます。
彼女が、私のものの裏側から触れ、そっと握りました。
結婚してから、妻以外の女の手が初めて、私のものに触れました。
妻よりも細い指だと思いました。
棒を握り、反り返ったままの角度で、手を上下させました。
棒をくるんでいる厚い表皮が、肉の円柱の形に沿って上下します。
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