この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
―不還―
第4章 決断
赤い…砂浜も…波打ち際の水も…全部赤い…赤い……







刃は手から滑り落ち、膝からリヴァイは崩れ落ちた。
たった今彼は一番大切な人をこの世から失ったのだ。


「エ…レン…」


そして声にならない声で彼の遺体を抱きしめ、声を殺して泣いた。







―お前はこれで本当に幸せだったのか…?


―俺はまだお前に言ってない事が後一つある…




エレンの身体を横たえると、ジャケットの内側から何かを取り出した。
逃走用に使えると思って盗んできた拳銃だった。


ゆっくりとこめかみに銃口を向ける…。
そして反対の手でエレンの手を強く握った。




「エレン…愛している……」









怯む事無く、リヴァイは引き金を引いた。


月明かりの照らす星空の下、一つの銃声が空しく響き渡った。
/62ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ