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―不還―
第4章 決断
「リヴァイ兵長、お願いします…」
そしてリヴァイに背を向けて砂浜に正座した。
リヴァイは両方の手で刃を握りしめ、背後からそっと首筋に刃を当てた。
「確実に…首を削いで下さいね…」
「…わかった……」
「最後まで俺の我侭につき合わせてすみません」
そして項垂れたまま涙の混じったような声で小さく呟いた。
「リヴァイ兵長、愛してます…どうかお元気で……」
リヴァイは真っ直ぐにエレンの後姿を見つめると、
首筋に宛がった刃を、両腕に力を込め根元から一気に
削いだ。
首から勢いよく血飛沫を上げながらエレンはゴトリと砂浜に崩れ落ちた。
そしてリヴァイに背を向けて砂浜に正座した。
リヴァイは両方の手で刃を握りしめ、背後からそっと首筋に刃を当てた。
「確実に…首を削いで下さいね…」
「…わかった……」
「最後まで俺の我侭につき合わせてすみません」
そして項垂れたまま涙の混じったような声で小さく呟いた。
「リヴァイ兵長、愛してます…どうかお元気で……」
リヴァイは真っ直ぐにエレンの後姿を見つめると、
首筋に宛がった刃を、両腕に力を込め根元から一気に
削いだ。
首から勢いよく血飛沫を上げながらエレンはゴトリと砂浜に崩れ落ちた。