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―不還―
第9章 暗闇の中…一筋の安寧 3
「わかったからもう言うな」
「好きになってしまってすみません…兵長すみません…」
突然エレンの頬をリヴァイの両手が包み込んだ。
「エレン…もうわかったから…泣くな」
エレンの大きな瞳から大粒の涙が零れ落ちる。
それをリヴァイは親指で拭った。
「…ったく昨日とはまるで逆だな……」
仏頂面のまま、丁寧に指で拭いながらエレンの頭をくしゃくしゃ撫でる。
「リヴァイ…兵長…」
頬に添えられた手をギュッと握る…
触れた手も熱くて、エレンは頭がショートしそうだった。
「…俺はこういう時どう行動したらいいのか分からない。
して欲しい事があれば言ってみろ」
「……嫌わないで…下さい…」
「それはない、安心しろ」
「俺…好きでいてもいいんでしょうか…」
「別に…構わん」
「兵長…抱きしめていいですか…」
「ああ…お前がそれで泣き止むのならな…」
たまらずエレンはリヴァイを抱きしめた。
まるで壊れ物を扱うようにそっと…
「好きになってしまってすみません…兵長すみません…」
突然エレンの頬をリヴァイの両手が包み込んだ。
「エレン…もうわかったから…泣くな」
エレンの大きな瞳から大粒の涙が零れ落ちる。
それをリヴァイは親指で拭った。
「…ったく昨日とはまるで逆だな……」
仏頂面のまま、丁寧に指で拭いながらエレンの頭をくしゃくしゃ撫でる。
「リヴァイ…兵長…」
頬に添えられた手をギュッと握る…
触れた手も熱くて、エレンは頭がショートしそうだった。
「…俺はこういう時どう行動したらいいのか分からない。
して欲しい事があれば言ってみろ」
「……嫌わないで…下さい…」
「それはない、安心しろ」
「俺…好きでいてもいいんでしょうか…」
「別に…構わん」
「兵長…抱きしめていいですか…」
「ああ…お前がそれで泣き止むのならな…」
たまらずエレンはリヴァイを抱きしめた。
まるで壊れ物を扱うようにそっと…