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再会は一条戻橋
第2章 出会った男は・・・

晴明神社では晴明井の水を飲み、厄除桃を撫でまわし、御神木に頬を寄せてパワーをもらう。
あちらこちらの写真を撮る私を、彼はにこやかな顔で見ていた。

それにしても・・
陽一に本当によく似ている。
声までそっくりで、じつは彼は陽一なんじゃないか、と疑いたくなるほどだった。

「なに?オレの顔になんかついてる?」

「いえ!べつに・・ちょっと知ってる人に似てたもんだから」

「へぇ・・もしかして昔の彼氏、とか?」

「えっ!な、なんで!?」

声を張り上げると、近くにいた3人組の女の子たちが一斉に振り返った。
恥ずかしさに口を押える私に、

「ははぁん、図星だろ?」
そう言って彼は笑った。

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