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再会は一条戻橋
第2章 出会った男は・・・
そう言いながら、川の流れを近くに感じられる遊歩道へと降りていく。
川沿いに並んで立ち、せせらぎを聞きながら橋を見上げる。
なんだかすごく・・
懐かしい感じがする。
前にも・・あったような・・こんな場面・・・
そう言えば、高校の近くの河原に座っておしゃべりをして、
陽が傾き始めたから帰ろうと立ち上がった時、2人で橋を見上げたっけ・・
「ま、そのうちいいオトコに出会うだろ、きっと。それまで自分磨きでもしておくんだね」
「なんか、すっごい上から目線ね」
まるで初めてとは思えないほど、言いたい事を言いあった。
私は・・
これこそ何かの縁、だと思い、彼に切り出した。