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好きになりたくなかった
第2章 あゆみくんという人物
華やいだ街から、ワンルームの殺風景な我が家へと帰還した。
シャワー… 明日でいいか。
メイクだけ落として今日は寝よう。
万年床にダイブして、すぐに眠りについた。




ん… んん… 何時?


10時か… 寝過ぎた。まぁいいか。
手探りでスマホを取ると、チカチカと光っている。
LINE? 誰から? まさか、部長? 明日の仕事の変更とか…。


恐る恐る画面を開くと、ディスプレイに「あゆみくん」と表示されている。

え? なに?



メッセージを見ると…


「加奈おはよう! 昨日は本当に楽しかったよ! 明日は仕事だよね? 少しは楽な気持ちで出社できそう?」



わぁ、ホストって大変…。 1度きりの客にもこんな風にLINEしなきゃならないんだ。



「おはようございます。こちらこそ楽しかったです。明日、お互いにお仕事頑張りましょう」



こんな感じで大丈夫だよね?
当たり障りのない文章を送って、スマホをとじた。



さて、お風呂に入らなきゃ。

とりあえず沸かして、浴室が温まるのを待つ。



ピンロンっ



ビクッ




またLINE! 何!?



慌てて開くと


「何でそんな他人行儀なの?(笑) 寂しいんだけど?(笑)
もし明日、辛いことがあったら俺にLINEしなね? あ、これ命令だから(笑)
約束だよ!」



あゆみくんだった。


え? 返信くるの?
ホストなんて無縁だったものでプチパニック。

とりあえず、ありがとうのスタンプだけ送ってその場はやり過ごした。



昨日のことは気の迷い! なんか寂しかっただけ!
明日からはいつも通りの毎日を過ごすだけなんだから。
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