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<インランランドで淫乱体験>「私んちは淫乱家族」―続編の2
第14章 あぶり出し

おじいちゃんは店員さんの太ももに近付いて、浮き出たゴジラのタトゥーの色具合を見定めています。
さらにお尻に手を伸ばし、キリストの十字架を撫でまわしています。
「なかなかの出来ばえじゃぞ。ワシもお土産に買っていこうかのう」
「おじいちゃんたら、誰のお土産に買っていくのさ?」
とがめるように私が問いただしたら、おじいちゃんは真顔で応じるのですよ。
「メロンの刺青はお母さんの太ももに、麗子ちゃんのオッパイにはイチゴかな。健二くんには等身大のエロのビーナスの絵布を買ってやれば、敬子ちゃんと楽しく遊べるじゃろう。メグちゃんには、真っ赤なサクランボの刺青はどうかな? 食べてしまいたくなるぞ。帰ったらさっそく貼ってあげよう」
おじいちゃんは真っ赤なサクランボの刺青を、私のどこに貼るつもりかしら?
お父さんも透明シールを数枚購入しました。お父さんたら、そんなに刺青シールを買い込んで、いったい誰に貼るつもりなのかしら……?
イケメン風のラグビー男は、射精を拒絶されてベッドから下ろされたのか、いきり立った肉棒をブラブラさせてうろついています。
私たちは刺青セットをお土産に買い終えると、販売コーナーを後にして、4階のシアタールームへと移動することにしました。

