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<インランランドで淫乱体験>「私んちは淫乱家族」―続編の2
第18章 シアタールーム(B)

マストの上にドクロ旗を掲げた海賊船が、大海原で嵐と竜巻にもまれて大きく揺らめいているのです。ピカッと光って雷鳴がとどろきます。

「船長、大変です! このまま進めば、島に突っ込んで座礁します」

「馬鹿なことを言うな! こんなところに島なんか無いはずだぞ。黒雲が島に見えるだけだ。見間違いだ」

「船長、見間違いじゃありません。見て下さい、島です! 本当に島です!」

「おおーーー! 舵を切れ! もたもたしてないで舵を切れ! 面舵いっぱいに切れーー!」

ピカッ、ドドドドドーーーーーン

「せ、船長、落雷です! マストがへし折れてしまいました」

「マストなんかどうでもいい! 舵を切れ! いっぱいに舵を切れー!」

「ダメです船長! 舵が切れません! ああっ、島に、あああーーー」

ズズズンと大きな衝撃を受けて、海賊船は岩場に乗り上げて船首は壊れ、沈没寸前に傾いでしまいました。


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