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<インランランドで淫乱体験>「私んちは淫乱家族」―続編の2
第25章 そのころ家では

(^_-)-☆ そのころ家では ♪♪
そのころ家では、お母さんと麗子お姉ちゃんは昼食を済ませて、スイカにかぶりついていました。
旧家の家屋にはエアコンなんてありませんから、どの部屋も戸は開けっ放しで、信州の峰から吹き下ろす風が爽やかなのです。
お母さんもお姉ちゃんも下着のスリップ姿で胡坐をかいて、団扇(うちわ)をはたいて胸元の汗を飛ばしています。
そこに健二お兄ちゃんが、ものうげな顔つきで家に帰ってきたのです。
お母さんが声をかけます。
「元気ないねえ。しけた顔してどうしたのさ。敬子ちゃんと喧嘩でもしたのかい?」
お兄ちゃんが不貞腐れて答えます。
「敬子にさあ、映画観てからさあ、カラオケとラブホとどっち行くって訊いたらさあ、約束があるからどっちも行けないって言うんだよ」
「ふーん、誰と約束なんでしょうね……?」
「先生のアパートに行って、勉強を教わるんだって……」
「ふーん、何の勉強を教わるんでしょうねえ。あんた、敬子ちゃんに訊いたの?」
「訊くわけないよ。リアルに想像しちゃうじゃないか」
「あら、何を想像するのよ? お勉強をするだけでしょう?」

