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<インランランドで淫乱体験>「私んちは淫乱家族」―続編の2
第29章 居間に戻って

ようやく昼食の用意が整って、座卓に座って冷や麦を食します。
みんなスッキリした表情で黙々と冷や麦を食べているところ、冷やかすようにお母さんが口火を切ります。
「あんたたち張り切ってさあ、ずいぶん長々とヤッてたわねえ。5回戦はヤッてるわね」
お姉ちゃんが、むくれた顔で反発します。
「イヤだあ、お母さんたら。勇介くんが来てるなんて、私、知らなかったんだもの。5回戦だなんてヤラないよ。4回戦……だもの」
4回戦と聞いて勇介くんが、「うぷっ」と咳き込んで冷や麦を喉に詰まらせます。
そんな勇介くんを横目で見て、お姉ちゃんがお母さんを追求します。
「お母さんこそどうしたのよ、いつの間にか居間からいなくなっちゃってさあ、ええっ? 勇介くんと……庭でヤッたの? 2回も? えっ、風呂場でも? えっ、台所でもバックで? それじゃあ、お母さんだって4回戦じゃないのよ」
「あんたたちが激しいから、勇介くんを興奮させてしまったのよ。だから私が、相手になってあげたんだわ」
「ふーん、お母さんが、勇介くんを誘惑したんじゃないの?」

