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第7章 販売コーナー（モナリザの媚笑）

私は呆れてたしなめるように、おじいちゃんを咎めます。

「おじいちゃん、いい加減にしなさいよ！　下着を選んでくれるんじゃないの？」

「おお、そうじゃった。ランジェリーの店員さん、この子に似合う可愛い下着を選んでやってもらいたいんじゃが」

店員さんは笑顔を取り戻し、私たちをジュニアコーナーへと案内してくれました。

「お嬢さまにはレモンイエローのパンティとブラのお揃いに、お星さまのキャミソールの組み合わせはいかがでしょうか？　紅ホオズキのパンティも色っぽくて素敵ですわ。はいはい、どちらもこちらで試着できますわよ」

「おおそうか、よしよし、さあメグちゃん、あそこに試着室があるぞ。ワシが穿かせてあげよう。さあさあ……」

おじいちゃんが試着を手伝うと言うから拒絶して、私は店員さんのお勧め通りのセットを購入しました。


それからお姉ちゃんとお母さんのお土産を選ぶことにしたのですが、女性がどんな下着を嗜好するかなんて、お父さんもおじいちゃんも無頓着で分かりません。

ところが店員さんは、性的な魅力の機微を心得ているのか、マニュアルで教育されているのか、商品を見せながらテキパキと勧めてくるのです。