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高身長主任はツンデレ
第1章 出張
出張で泊まるホテルは、駅前のホテルと言っても、都会と比べると寂しい雰囲気の街中にあった。

出張と言っても、会社に入って2ヶ月しか経っていない、他中甲一にとっては、先輩社員の後をついて行くだけで特に役割があるわけではなかった。
会社は、設立10年目の電気製品を中心に、企画開発を行う会社で、自社工場を持たずに全国の町工場に発注生産を委託する為、全国の工場への出張が欠かせなかった。
同行の先輩社員は、左党憂裡。新卒の他中より7歳年上の主任で、ヒールを履いていると173センチの他中は目線を上げる必要があった。
他中は、入社後の研修で左党が仕事説明でやってきた時から、その容姿に好意を抱いた。
配属で左党と同じ、生産事業部に配属された時は、思わず見惚れしまっていた。しかし、7歳年上の女性が自分と釣り合うわけもなく、憧れだけに心を留めておいた。
一緒に新幹線に隣り合わせ、タクシーで工場を巡って、夜にはビールジョッキで乾杯するだけ充分だった。
他中は、楽しかった夕食から帰ると、シャワーを浴びて、狭いシングルの部屋で、ベットの上に工場で貰った資料を並べて整理していた。

その時、スマホから地震警報が鳴り響いた。
他中は慌てて、スマホだけを手に取り部屋を飛び出た。
廊下に同じように、廊下に飛び出た客がいた。
隣の部屋に居るはずの、左党は出てこなかった。
他中は、左党のいる部屋のドアノックして呼びかけるが反応は無かった。
暫くすると、強い揺れがやって来た。

他中はドアノブを持ったまま揺られた。
電灯が何度か点滅し、そのまま停電し、ホテルは真っ暗になった。
揺れが収まると、仄かに光る非常灯だけ点いていた。
他中の握っていたドアノブは、停電で鍵を開放していた。
左党の事が心配な他中は、そのまま部屋に入り「左党さん。」と、声を上げるが返事は無かった。
部屋の中へ足を進めると、非常灯の灯りの下で、ベットの上に横たわる浴衣を纏った人物が、どうにか確認できた。
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