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私と"影"
第2章 夢の中の声
「そうだよ‥‥僕が生まれたのも‥‥ね」


‥‥私は混乱していた

毎日会話をしていた私の中の声が、意志を持ち、自分の声を持ち、話しかけてきてる‥‥ってこと‥‥?

でも‥‥いつもと雰囲気が‥‥全然‥‥違う‥‥っ!!!
声もだけど‥‥「僕」って‥‥

彼‥‥は私の‥‥
私が‥‥‥

頭の中で色々考えていると、私の頬を撫でていた影が、ゆっくりと私の全身を包んだ


「‥‥ぁ‥‥っ!!!!」


驚いたけれど、不思議とさっきの様な恐怖はなかった
目閉じると抱き締められているような感覚に陥り、何だか温もりさえ感じられるようだった


「‥‥これからもずっと‥‥傍にいる」

「‥‥‥‥」

「ここにいる事が、僕の全てだから」


その瞬間、私の瞳からは大粒の涙が溢れでた


「‥‥っ‥‥‥うっ‥‥‥っ」

「‥‥何で泣いてるのさ」


この時は何故涙が出るのか自分でも分からなかった
そしてその涙を止める方法も分からず、ただただ涙を流し続けた

その影は私を優しく強く抱き締めた


「大丈夫‥‥大丈夫だよ‥‥」


魔法の言葉のように何度も囁くその声を聞いているうちに、だんだんと意識が薄れていった
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