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私と"影"
第3章 戸惑う心
「はぁ‥‥‥」


朝、起きた瞬間にため息をついた

毎晩寝る前に少しだけ期待をしながら眠りについていた
また夢の中で現れてくれるかもしれないって‥‥‥‥


「ずっと傍にいるって言ったのに‥‥‥嘘つき‥‥‥っ」


暗い気持ちになりかけた時、私の中から掠れた小さな声が聞こえた


(‥‥‥想像して)

「‥‥‥っ‥!!?」

(‥‥‥僕はいつだって君の傍にいる)

「いないじゃん‥‥‥‥」

(‥‥‥‥想像して)

「‥‥想像してるよ!?ちゃんと想像してる‥‥‥声も笑顔も存在もちゃんと‥‥‥だから‥‥っ」


私は泣きそうになるのを我慢した


「だから早く戻ってきて‥‥っ」





私の声に反応はなかった


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