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私と"影"
第1章 きっかけ
会社に向かう電車に乗りながら
昔の事を思い出していた
「昔はよかった」
何か良かったのかと言われたら
はっきりは答えられない
ただ、今より良かっただけなんだと思う
ただ
それだけだ
電車が駅につくたびに、人がこれでもかと乗ってくる
これ以上無理な程詰め込まれている車内
隣、前、後
すべての人との距離が0センチ
いや、マイナスか
グイグイ押されて苦しいし、不快な温もりで気持ち悪い
もう全てが嫌でたまらない
ここまでして自分の存在意義のない会社に行く必要があるのだろうか‥
ない
あるわけない
ただ生活するのに必要なだけ
ここまでして生活したいのか
したいわけない
そしてよく思うことがある
誰かに愛され必要とされていれば
違った自分になっていたんじゃないかって
昔の事を思い出していた
「昔はよかった」
何か良かったのかと言われたら
はっきりは答えられない
ただ、今より良かっただけなんだと思う
ただ
それだけだ
電車が駅につくたびに、人がこれでもかと乗ってくる
これ以上無理な程詰め込まれている車内
隣、前、後
すべての人との距離が0センチ
いや、マイナスか
グイグイ押されて苦しいし、不快な温もりで気持ち悪い
もう全てが嫌でたまらない
ここまでして自分の存在意義のない会社に行く必要があるのだろうか‥
ない
あるわけない
ただ生活するのに必要なだけ
ここまでして生活したいのか
したいわけない
そしてよく思うことがある
誰かに愛され必要とされていれば
違った自分になっていたんじゃないかって