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私と"影"
第1章 きっかけ
またある日
とても嫌な事があった
辛い事があった
私は心の中で呟いた
「(大丈夫、大丈夫だよ)」
何度も何度も何度も、呟いた‥‥
するとほんの少しだけ、安心する自分がいた
落ち着く自分がいた
そのうち
友達とするような他愛もない会話をするようになった
「(今日はとっても寒い‥‥)」
「(‥‥でも空気澄んでるから月が綺麗に見える)」
「(うん‥‥でも都会は星が全然見えない)」
「(地元ではあんなに沢山の星が見えたのに‥‥)」
「(‥‥‥‥‥)」
私は視線を月から地面へと落とした
少しだけ感じた虚しさ‥‥
「(‥‥大丈夫、大丈夫)」
私の中の声が言った
「(‥‥大丈夫‥大丈夫)」
私もそう応えた
とても嫌な事があった
辛い事があった
私は心の中で呟いた
「(大丈夫、大丈夫だよ)」
何度も何度も何度も、呟いた‥‥
するとほんの少しだけ、安心する自分がいた
落ち着く自分がいた
そのうち
友達とするような他愛もない会話をするようになった
「(今日はとっても寒い‥‥)」
「(‥‥でも空気澄んでるから月が綺麗に見える)」
「(うん‥‥でも都会は星が全然見えない)」
「(地元ではあんなに沢山の星が見えたのに‥‥)」
「(‥‥‥‥‥)」
私は視線を月から地面へと落とした
少しだけ感じた虚しさ‥‥
「(‥‥大丈夫、大丈夫)」
私の中の声が言った
「(‥‥大丈夫‥大丈夫)」
私もそう応えた