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私と"影"
第1章 きっかけ
最初の頃は会話といっても、一人二役みたいな感じだった
自分の言ったことに対して、私の中の声はこう応えるだろうって考えながらの会話
こう応えて欲しい‥‥の方が正しいかもしれない
私は私の中の声に
色々な事を求めていたんだと思う
私の中の声は絶対的に私の味方
私がどんなに狡くて弱くて卑怯でも
「(味方だから‥‥)」
そう言って、ずっと傍に居てくれる
それがとても心地良くて
私の中の声を聞かずにはいられなかった
そんな日々を過ごしながら
今まで感じていた淋しさが
ほんの少しだけ和らいだ気がしていた
でも心の奥では
やっぱり虚しさも感じていたけれど
その感情を見ないようにしていた‥‥‥
不安を感じると私の中の声が言う
「(‥‥大丈夫、大丈夫)」
私は応える
「(‥‥そうだよね)」
私は私の中の声に救われていた
自分の言ったことに対して、私の中の声はこう応えるだろうって考えながらの会話
こう応えて欲しい‥‥の方が正しいかもしれない
私は私の中の声に
色々な事を求めていたんだと思う
私の中の声は絶対的に私の味方
私がどんなに狡くて弱くて卑怯でも
「(味方だから‥‥)」
そう言って、ずっと傍に居てくれる
それがとても心地良くて
私の中の声を聞かずにはいられなかった
そんな日々を過ごしながら
今まで感じていた淋しさが
ほんの少しだけ和らいだ気がしていた
でも心の奥では
やっぱり虚しさも感じていたけれど
その感情を見ないようにしていた‥‥‥
不安を感じると私の中の声が言う
「(‥‥大丈夫、大丈夫)」
私は応える
「(‥‥そうだよね)」
私は私の中の声に救われていた