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澪
第2章 ひきあうふたり
そして数ヶ月後、仕事中に偶然耳にした同僚の電話での会話で澪が結婚することを知った。
結婚から数ヶ月後、ご丁寧に僕の元にも「結婚しました」の葉書が届いた。
何考えているんだ、と毒づいてみたけれど、一方で彼女らしいなと納得する自分もいた。
僕はまだ、澪が好きだった。
好きというより、心を捕まえて離さないのだ。
僕はおめでとう、という短いメールを送った。
返信はないだろう、そう思っていたのに、すぐに返信が届いた。
「ありがとう」
僕は自分の気持ちを抑えられず
「会いたい」と返信した。
「私も」
僕の心は大きく揺れた。
埋み火のように抱いていた彼女への想いがまた炎のように燃え上がった。
結婚から数ヶ月後、ご丁寧に僕の元にも「結婚しました」の葉書が届いた。
何考えているんだ、と毒づいてみたけれど、一方で彼女らしいなと納得する自分もいた。
僕はまだ、澪が好きだった。
好きというより、心を捕まえて離さないのだ。
僕はおめでとう、という短いメールを送った。
返信はないだろう、そう思っていたのに、すぐに返信が届いた。
「ありがとう」
僕は自分の気持ちを抑えられず
「会いたい」と返信した。
「私も」
僕の心は大きく揺れた。
埋み火のように抱いていた彼女への想いがまた炎のように燃え上がった。