この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
澪
第2章 ひきあうふたり
それから僕たちは密会を重ねるようになった。
会社の帰りに待ち合わせて、会社近くにあるビルの展望台に登り、遅くまで話をした。
肩を寄せ合って、たまに軽いキスをして・・・
世にいう不倫になるのだろうか。
でも身体の関係はなかった。
どこかで僕は、それを必死に抑えていた。澪を自分のものにしたい、という想いを。
澪も本当はあなたと結婚したかった、でもどうしても彼氏の求婚を断れなかった、と言った。
そこまで言うなら、どうして思いとどまってくれなかったの?と問い詰めることもあった。
その度に彼女は悲しそうな顔をするだけで、納得の行く答えには辿り着けなかった。
澪はただただ、大好きだよと僕に甘えた。
そのうち、僕たちは僕のアパートで密会するようになった。
もう時間の問題だった。
会社の帰りに待ち合わせて、会社近くにあるビルの展望台に登り、遅くまで話をした。
肩を寄せ合って、たまに軽いキスをして・・・
世にいう不倫になるのだろうか。
でも身体の関係はなかった。
どこかで僕は、それを必死に抑えていた。澪を自分のものにしたい、という想いを。
澪も本当はあなたと結婚したかった、でもどうしても彼氏の求婚を断れなかった、と言った。
そこまで言うなら、どうして思いとどまってくれなかったの?と問い詰めることもあった。
その度に彼女は悲しそうな顔をするだけで、納得の行く答えには辿り着けなかった。
澪はただただ、大好きだよと僕に甘えた。
そのうち、僕たちは僕のアパートで密会するようになった。
もう時間の問題だった。