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愛してるなんていらない
第14章 迷走
普段は仕事でなかなか会えない上、今は特に忙しいらしく、わざわざ変えた曜日にもバイト先にもあまり来ない。
久々に会えた今日を合わせてデートは3回目だった。
三年は就活の準備に入ったけど、私は叔父の会社にほぼ決まっていたからまだ余裕はある。
「イルカショーだって。見る?」
「うん!」
大学では創と関わることもなくなった。
就活準備で夏から一度もあってないし、学内では目も合わせてくれない。
話しかけても、いないかの様に振る舞われるか、何?の一言だけだった。
『創も大人気ないわね。まぁそのうち時間が解決するわよ。』
『うん..』
そういいながらも百合も、二人の間をフォローしてくれている。