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愛してるなんていらない
第6章 自慰

また沈黙が訪れ、私は思い切って切り出した。

「あの..」

「ん?」

「今日の男の人って...会社の人?」

「今日?ああ雄介か。そう。何で?」

「それが....」


『ね、お願いですよせんぱ~い』

『けどなー私そんな仲良くないし..』

『だって迎えに来るって..しかも連絡先聞けなかっただけで..それって十分先輩に好意持ってるって事ですよ~』

『そういうんじゃないと思うけど..』

(ホモだし。)

思いながら、腕を引っ張る裕子を見た。

『お願いですよ~あ、じゃ、彼女いないかだけ聞いてください!』

『はいはい。まあ聞けたらね!』

やった~、といってようやく開放されると、また店長が来て裕子は怒られた。
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