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愛してるなんていらない
第8章 交錯
「あ、いらっしゃいませー」
振り向くと、百合と創が立っていた。
「あぁ~百合せんぱいだぁ!」
きゃっと跳ねると祐子は足早に向かう。
「ちょっと祐子、他にお客様が....」
小声で言う私に構わず、
「こちらへどうぞ~」
と二人を席に案内する祐子。
厨房の近くに座らせ、目配せする。
私は店長に見つからないように そっとそちらへ向かった。
「二人とも、どうしたの?」
「なんか久々にあんたの働く姿を見物しようと思ってねー
しっかし..相変わらず流行ってないねー」
にひひ、と百合が笑う。
「こら!」