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愛してるなんていらない
第8章 交錯
「え、あ、いえ....」
「また敬語じゃん。」
クスッと笑う彼に顔が熱くなる。
「おいおい、俺を忘れんなよー。
初めまして咲ちゃん。いや..二回目ましてか?」
「あ、初めまして!」
「二回目ましてって何だよ。」
洋一が苦笑する。
私は早くその場から逃げたかった。
「で、ではホット2つで....」
戻ろうとすると、引き止められた。
「ね、今日空いてる?」
その言葉に思わずバッと振り返った。
「え?」
「ご飯、いこうよ。」
(そんな、雄介さんの前で....)
ハラハラしながら戸惑っていると、
「今日は何時?」
と返事を待たずに聞かれた。