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人妻縄人形
第1章 義父に
「あの、お疲れでしょうからお一人の方が?」


「いや、静香に元気をもらったからね。今度はお前に元気をあげなきゃね。」


「あの、でも、、。」


 それ以上言葉を発する前に、後ろから抱き寄せられた。


「良いんだよ、静香。二人だけの夜なんだ。今のお前は俺のモノなんだ。しがらみは忘れるんだよ。ここにいるのは、お前と俺だけさ。」


 優しく肩を撫でられながら、身体が熱く火照るのを感じていた。


「はい、お義父さま。でも、、いえ、、」


(私、変?でも、このままが、ずっと続いて欲しい。あの人のお父さまでも、私は好きになってる。)


 静香は自分で自分の気持ちに戸惑っていた。
 義父と息子の妻、許されない倫理感と女としての感情とがせめぎあい、揺らいでいた。


「でも?忘れるのが無理なら、今だけを楽しむんだよ。一人の女としてね。それと、自分を責めるのはやめるんだ静香。正樹の浮気はお前のせいじゃないからね。お前の魅力のわからない馬鹿は、放って置きなさい。いいね。」


「お義父さま、わかってらしたんですね。私、、。」


 静香の瞳がまた潤み始めた。


「いいんだよ、静香。いいんだ、自分を責めちゃいけないよ。」


(その方が堕ちやすいがな。あわてるなよ。まだ時間はたっぷりある。)


「えぇ、わかってるんですけど、でも、私に魅力がないのかなって、、でも、そうですよね。一人の女、ですよね。」


 納得したように、静香の表情がゆるんだ。
 静香がなにか言おうとして、唇を塞がれた。


「んふっ、んん、、ふっ、、んふん、、」


 小鳥がついばみあうように、お互いの舌を求め吸いあった。


(あぁ、だめ、わかってるのに。やめられない、、。)


 静香の思いとは裏腹に、唇が離れ、



「言葉はいらないよ、静香。俺がお前を求め、お前が俺を求めた。それだけだよ。そろそろ身体を洗おうか?」


「はい、お義父さま、わかってるんですけど、すみません洗いましょう。」


 浴槽から上がり、それぞれに自分の身体を洗い始めたが、


(えっ、お義父さまの、まだ、凄い、あれが私の中に?いけない、なに考えてんの!でも、お義父さまは満足されてないってこと?)


 彼女の視線は、思わず一樹の男根に釘付けになっていた。
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