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人妻縄人形
第2章 囚われ、淫ら、
 一樹の言葉に驚きと、期待が広がるのを感じながら、


「えっ、きょう一緒にって、お義父さまの会社にですか?えっ?どうして?」


(えっ、なんで、私が?お義父さまの会社って?どうして?)


 静香の驚きを聞きながら、


「うん、前に仕事をしたいって言ってただろう?だから、さ。まっ、静香が気に入らなきゃ、しなきゃいいんだからね。それに、静香の近くにいられるだろう。離れたくないのは俺も同じさ。」


「えっ?じゃあ、私が言ってたこと覚えてて下さったんですか?嬉しい!えっ、お義父さまも、離れたくないって、それって、、、。」


 静香の言葉が途切れ、瞳が潤み(うるみ)大粒の透明な滴が頬を伝った。


(だめよ、、でも、離れたくない。なに言ってんの、昨日の夜の、変態よ!でも、キライじゃない、それに、あたし、裸で抱き合ってる、、、)


 慰めるように、静香の背中を義父の手が撫でた。


「良いんだよ、静香。俺もお前も同じ気持ちなんだから。一緒に会社に行ってくれるね。段取りは、つけてあるからね。一緒に行けばいいだけだからね。」


(ふふふ、断らないかな?ちょい心配かな?一緒に行ったらビックリするぞ!)


 一樹は、次の計画を練りながら答えを待った。


「あの、一緒に行くだけで良いんでしょうか?それなら、お義父さまと一緒に行きます。連れて行って下さい。お願いします。」


 一樹は心の中でバンザイをしていた。


「ありがとう、静香。一緒に来てくれるだけでいいよ。そうときまったら、お腹が空いたな。朝ごはんを食べようか?」


「あっ、すみません。私ったらすっかり忘れてました。すぐに準備をします。」


 慌てて立ち上がろうとしたが、抱き止められ、義父の唇が静香の唇を塞いだ。
 昨日の夜と変わらず、ディープに舌を絡め合い、同時に静香の女が疼いた。


(ん、朝なのに、だめよ、ただの淫乱じゃない。でも、お義父さまのキス、好き、だめ、明日には、、そうよ、、でも、もっと会えるって、、バカッ、、)


 唇が名残を惜しむように放れた。
 ふっと、我に返ったように静香が慌てて立ち上がり、


「お義父さま、あの、朝食の仕度をしてきます。出来たら、お呼びしますので、、。」
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