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人妻縄人形
第2章 囚われ、淫ら、
 つぶやくように、言いながら身支度を整え、台所のある一階に降りた。


「静香、早かったね。綺麗だ。いい感じだ。」


 リビングで一樹がくつろいでいた。


「えっ、お義父さま、あのあとおやすみじゃ?」


 少し驚いて聞いたが、


「ん?あぁ、会社の担当のヤツと話してたら、寝られなくなってね。うん、素敵だね静香。あっ、それからダシは取っておいたからね。悪いとは、思ったんだけどね。」


(えっ、うそ?ダシまで!どうしよう、、でも、手伝ってくれたのよ。でも、、)


「あの、ありがとうございます。でも、朝は、私に任せて下さい。」


 少しムッとしたように言うと、


「あぁ、怒った顔も可愛いな。すまないな、静香。これからは、お前に任せるよ。口紅、きょうもピンクだね。良く似合ってるよ、ふふふ。」


 言われて、ハッとなった、


「お義父さま、ごめんなさい、ついカッとなって。はい、ルージュはピンクが好きなので。服はこれでよろしいでしょうか?」


 上は少し胸元の開いた、白いブラウスのように見えるが大きめのシャツドレス、その下には、黒い薄手のキャミソールを、そして下は、ひざ上二十センチの黒いタイトミニをはいていた。


「うん、良く似合ってる。でも、もう少しパンチを効かそうか。おいで、静香。」


「あっ、はい。お願いします。」


 義父の前に立つと、義父の手で、シャツドレスのすそをまとめられ、お腹の前で右の裾とひだりの裾を軽く結んだ。


「これでいいだろ。静香の綺麗な乳房が良くわかるからね。これならどこに行っても恥ずかしくない女だ。ショッピングの後で可愛がってあげる。楽しみにしてるんだ、静香。」


 義父の中まで見透かすような視線に、羞恥と同時に女の芯が疼くのがわかった。


「はい、あの、食事は誰かとご一緒するんでしょうか?ちょっと気になって、、」


「あぁ、食事はお前と二人だけさ。ふふふ、お前をお披露目するのは会社の連中だけさ。う~んブラジャーはストラップレスのハーフカップに下はTバックだね。それなら、黒のレースか網目のパンストをはくんだ。いいね、静香。」


(えっ、黒のレースか網目!そんな、なんで下着の種類が?)


 一樹の指摘と注文に戸惑いながら、義父の言葉通りにする自分がいることに、不思議な幸福を感じていた。
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