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人妻縄人形
第2章 囚われ、淫ら、
 静香は急いで朝食をすませ、自分の食器を片付け、台所へ立とうとした。
 一樹がゆっくり朝食を味わっていると、携帯の呼び出し音が鳴った。


「ん?私だ?あぁ、いま食事中なんだ。あと三十分ほど待ってくれ。そうだ、よろしくな。」


 短い会話だったが、すぐに携帯を切った。


「静香、あと三十分はあるから、コーヒーを頼めるかな?」


 急に言われ、慌てて、


「あっ、はい、用意しますね。もう、迎えの車が?」


「あぁ、そうだよ。玄関の前に止まってるよ。社用車だから、ずっと待っててくれるよ。ご馳走さま。美味しかったぁ。毎日食べられるようになると思うと、力が湧いてくるなぁ。」


「そ、そんな、嬉しいです。あっ、コーヒー、もう少し待って下さいね、お義父さま。」


 静香の中に幸福感が広がった。
 食器を片付けながら、義父から言われた一緒の仕事という言葉に、フワフワした気分になっていた。


(どうしよう、ドキドキしてる。お義父さまと、ずっと一緒、、だめよ、、でも、、一緒に、いたい、、私は、お義父さまの、、)


 昨夜のことが甦り、静香の全身が熱くなり、熱い蜜が静香の中を満たした。
 静香の心を読んだように、肩に手が触れた。
 えっと、驚く間にあごを軽く上げられ、唇が触れた。
 肩から背中に手が回され、ガッチリとした男の手に抱き締められながら、唇が唇を、舌が舌を求めた。
 熱い数分が過ぎ、唇が離れた。
 静香の身体から力が抜け、身体を一樹に預けた。
 心臓の鼓動と、屹立した義父の猛々しいモノが布地を通してさえ静香の女を刺激した。


「静香、もう少し我慢するんだ、いいね。お前の身体と心が欲しがっているものは、あと少ししたらたっぷりあげる。だから、いまは、これで我慢するんだ。いいね。お前は俺の女なんだから。」


「はい、我慢します。私は、お義父さまの、女、、」


(バカッ、なにのぼせてんの、、このひとは、義理の父親よ!でも、好き、、だめ、よ、、)


「よしよし、我慢すればご褒美は大きくなるからね、静香。ふふふ、コーヒーはリビングで飲むよ、お前もおいで。」


「はい、リビングですね。できたらすぐにお持ちします。」


 言いながら、義父の温もりをもう少し感じていたいと思っていた。
 五分ほどして、静香がコーヒーを持ってリビングに入った。

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