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人妻縄人形
第2章 囚われ、淫ら、

盗聴機の数に驚いていた静香だったが、
「あの社長、盗聴機がこれだけあるのに、カメラはないんですか?」
全員がキョトンとしたが、
「静香君のいう通りだな。カメラもあるわな。ちょっとまってなぁ。木谷君、敵さんにちょっと知られるけど、ええわなぁ。」
そう言うと、自分のデスクの引き出しをあけ、スイッチを入れた。
三人が座っている目の前のテレビ画面が明るくなり、そこには社長室の全てが写っていた。
「木谷君、三沢君、手伝ってくれるかな?」
はい、と言いながら一樹のデスクに集まった。
「静香君、こっちにきてパソコンを頼む。」
「えっ、はいっ。」
と言いながら、一樹の側に行くと、木谷が席をあけ静香に席をゆずった。
訳もわからず言われるままパソコンを操作していた。
三十分ほどして、
「社長、全部殺しましたね。驚きましたな、うまくトラップをしかけてましたね。」
木谷が疲れきった表情で言うと、
「うん、大丈夫だろう。この部屋の監視カメラを点検したときに潜り込んだんだろう。業者を調べりゃわかるさ。」
「すみません、社長。私の責任です。」
色白の顔がさらに白く見えるほど、血の気の引いた顔で、三沢由布子がわびた。
「いや、由布子君、君が自分を責める必要はないんだ。まっ、矢吹君に聞けば全てわかるよ。ここまでやられたら、背任(はいにん)は免れないがな。結婚式楽しみにしてたんだがなぁ。」
一樹がうそぶくようにいうと、
「社長、それだけは!お願いします。私がなんでもしますから、お願いします!」
由布子か叫ぶようにいうと、
「いままでの由布子君の働きから言うと、チャラにしてもいいな。そうだな、木谷君、きょう彼女と一緒に矢吹君のところに行ってくれるかな?」
木谷が一樹の側により、打ち合わせるように話し込んだ。
「静香さん、こっちにいらして、、。」
由布子に呼ばれ、静香が応接セットの方に行くと、
「なんでしょう、三沢さん?」
静香の問いかけに、
「静香さん、社長の個人秘書ってことが、どういうことかわかってらっしゃるの?」
全てを射抜くような目が静香を見ていた。
「はい、わかっているつもりです。二十四時間、社長と一緒にいることが、どんなことかは知っているつもりです。」
「あの社長、盗聴機がこれだけあるのに、カメラはないんですか?」
全員がキョトンとしたが、
「静香君のいう通りだな。カメラもあるわな。ちょっとまってなぁ。木谷君、敵さんにちょっと知られるけど、ええわなぁ。」
そう言うと、自分のデスクの引き出しをあけ、スイッチを入れた。
三人が座っている目の前のテレビ画面が明るくなり、そこには社長室の全てが写っていた。
「木谷君、三沢君、手伝ってくれるかな?」
はい、と言いながら一樹のデスクに集まった。
「静香君、こっちにきてパソコンを頼む。」
「えっ、はいっ。」
と言いながら、一樹の側に行くと、木谷が席をあけ静香に席をゆずった。
訳もわからず言われるままパソコンを操作していた。
三十分ほどして、
「社長、全部殺しましたね。驚きましたな、うまくトラップをしかけてましたね。」
木谷が疲れきった表情で言うと、
「うん、大丈夫だろう。この部屋の監視カメラを点検したときに潜り込んだんだろう。業者を調べりゃわかるさ。」
「すみません、社長。私の責任です。」
色白の顔がさらに白く見えるほど、血の気の引いた顔で、三沢由布子がわびた。
「いや、由布子君、君が自分を責める必要はないんだ。まっ、矢吹君に聞けば全てわかるよ。ここまでやられたら、背任(はいにん)は免れないがな。結婚式楽しみにしてたんだがなぁ。」
一樹がうそぶくようにいうと、
「社長、それだけは!お願いします。私がなんでもしますから、お願いします!」
由布子か叫ぶようにいうと、
「いままでの由布子君の働きから言うと、チャラにしてもいいな。そうだな、木谷君、きょう彼女と一緒に矢吹君のところに行ってくれるかな?」
木谷が一樹の側により、打ち合わせるように話し込んだ。
「静香さん、こっちにいらして、、。」
由布子に呼ばれ、静香が応接セットの方に行くと、
「なんでしょう、三沢さん?」
静香の問いかけに、
「静香さん、社長の個人秘書ってことが、どういうことかわかってらっしゃるの?」
全てを射抜くような目が静香を見ていた。
「はい、わかっているつもりです。二十四時間、社長と一緒にいることが、どんなことかは知っているつもりです。」

