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人妻縄人形
第2章 囚われ、淫ら、
 静香が甘えるように、義父の胸に手を置き、アゴを上げた。
 アゴの端に義父の指先がかかり、静香の瞳が閉じられた。
 唇が触れ、甘い吐息と熱い汗が触れ合い融け合った。


「静香、なにも言わなくてもいいよ。お前の気持ちは、わかっている。正樹を思う気持ちも嬉しい。だが、いまは、正樹はいない。お前と俺の二人だ。それに、お前は俺に昨日なんと言ったかね?覚えているだろう、ちゃんと言ってみなよ。」


 優しい労り(いたわり)の言葉の後に、服従をそくすように言うと、


「あの、その言葉を言えばお義父さまは、私と今のままの関係を維持して頂けますか?」


 静香の瞳に必死さがあふれ、後戻りしたくない決意がこもっていた。


「あはは、都合のいいやつだな。どうしようか?いいだろう、それを言えば、このままの関係を続けていってあげる。別れたくないんだろ、正樹と?」


 はい、と小さく静香がうなずき、


「ありがとうございます、お義父さま。私、私は、お義父さまの奴隷です。」


(ば、ばかっ、変態、奴隷って、意味わかってんの!けど、お義父さまと離れたくない。ばかっ!)


 静香の必死な様子に、一樹の中に勝利感と同時に彼女への愛しさが芽生えた。


「うん、良く言えたね静香。都合のいい男でいてやるよ。ふふふ、後でご褒美をあげる。その前に汗を流そうか?」


(ふふふ、これでよし。汚れを落として食事だな。まっ、あわてるな。)


 静香の答えを聞く前に、一樹はベッドから立ち上がり、着ているものを脱ぎ捨てた。


「はい、私も汚れを落としたいので、、、」


(やだ、見られてる。でも、離れたくない、恥ずかしい、、けど、)


 少し脱ぐのを静香はためらっていたが、一樹がドアを開け小屋を出ていった。


「あっ、お義父さま、待って!」


 あわてて声をかけたが、間にあわなかった。
 小屋のすぐそばのシャワーを浴び、周りを人工の植え込みに囲まれた浴槽に一樹は身を沈めた。


(さあて、どうするかな?きょうは昼食までかな?それとも?いや、急ぐ必要はないだろう。しかし、静香はかなりのマゾだぞ。少しは縄の味を覚えさせるか?今日の結果次第だが、縄をおいおい、先に手錠と首輪からか?)


 ふっと、考えていると、白い影が小屋を出てこちらへ来るのが見えた。


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