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人妻縄人形
第3章 淫ら咲き人妻秘書
「そ、そんな、このまま、お別れってことですか?」


(うそでしょ?このまま、帰るなんて、、無理!でも、、首輪なんて、、)


 静香の迷いが一樹には手にとるようにわかった。


「うん、昨夜からのことはなかったことにすればいい。俺はマンションに、お前は家に帰ればいい。車の中のことも忘れてしまうんだ、静香。」


(そんな、忘れてしまうなんて、ばか!なに言ってんの、忘れるの!けど、車の中の、、だめよ、、あんなの、変態よ、、でも、、私はお義父さまの、、奴隷、、ばか、、認めちゃ、、だめよ、、だめ、、)


「そ、そんな、、」


 言いかけて、静香は唇を噛んだ。
 車の中という言葉に、さっきまでの自らの恥態が蘇り、静香の女の部分がキュウンとなり、思わず内腿を擦り合わせるように足が動いていた。


「そんな?なんだね?いいよ、無理しなくて。お前はいままでのお前でいればいいんだ。俺も、いままで通りさ。それからら悪いけど社長秘書もなかったことに、、。」


(さて、どうかな?まっ、甘くないよな。ふふふ)


「えっ!お義父さまの秘書も?そんな、で、でも、それって、お義父さまに会えなくなるってことですか?もう、家にも来ないんですか?!まさか?」


(バカッ、なに聞いてんの!でも、このまま、お別れなんて、いや!会えないなんて、だめ、、だめよ、、、。)


 静香のショックの大きさが静まるのを待つように、一樹がユックリと口を開いた。


「そのまさかだよ。もう、あの家には行かないよ。それから、正樹には女と別れて、お前のところへ帰ってやりなおしてもらう。それで良いだろう静香さん。」


 一樹の表情が変わり、静香と関係ができる以前の穏和な義父の顔に戻っていた。


(いやっ、そんな、完全に会えなくなるなんて、耐えられない、でも、正樹さんが戻ってくれるのよ!でも、お義父さまは、違う女に私にしたことを、するのよ!あの、三沢って秘書、、ばかっ、なにを、、いやよ、、お義父さまと会えないなんて、、だめよ、、このまま帰るの、、)


 静香の中をグルグルと混乱した思いが、駆け巡っていた。


「お義父さま、いま静香さんて、呼び捨てじゃなくいいました?」


 思いもしない答えに一樹は、少し驚いたが、静香の腰に回していた手を放した。
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