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人妻縄人形
第3章 淫ら咲き人妻秘書
 一樹の表情が愛しいモノをみるように変わり、


「うん、その通りだ。もう、静香さんは、正樹の妻だからね。ただの義理の父娘に戻るだけだよ。」


「そんな、それじゃ、もう会えないんですか?」


(いやよ、会えないなんて。お義父さまの温もりがなくなるなんて、、いや!だめ、やめなさい、異常よ!けど、、)


 静香の中での混乱など無視するように、


「送って行くよ。静香さん、降りよう。」


 そう言うなり、クルリッと背中を向け階段へ歩き始めた。


「まっ、待って下さい。このままなんていやです。昨日からのこと、なかったことになんてできません。お義父さま、まって下さい。お願い、、。」


(ばか、正樹さんが戻ってくるのよ。でも、私、お義父さまと、、。)


 一樹の足が止まりクルリッとこちらを向き、


「そうか、なかったことにできないか、無理を言ったね、静香さん。だけど、俺が家に行かなければ、忘れられるさ。さあ、送って行くから下に降りよう。」


(さて、勝負の分かれ目だな。静香次第だが。だめなら、次の手を使うか?だめだ!いまは、いまだけだ!だめなら、次は難しいぞ。)


 静香の答えを待ちながら、一樹は、両手を軽く広げた。


「そんな、いやです。一緒にいさせて、お願い!」


 言うと、静香は一樹の腕の中に飛び込んでいた。
 とまどいながら、一樹は静香を抱き締め唇をを重ねていた。
 唇を吸いあい、舌を絡めあいながら静香は、一樹と離れられない思いを強くした。


「困った娘だな、静香。仕方ないね。良いよ、ただし、もう逆らっちゃだめだよ。首輪、いいね。」


(どうかな?大丈夫だと思うが?釘は刺したが、効き目はあるかな?)


 唇が放れ、混乱したまんまの頭で、静香が答えた。


「あの、逆らわなければ、ずっと一緒に居てくれますか?首輪も、、。」


(ばかっ!それじゃホントの犬じゃない。だめ、私、でも、お義父さまと、一緒にいられるのよ。ばかっ、地獄へ堕ちるわよ。)


「あぁ、そうだよ。逆らわなければね。首輪もさ。あの濃い紫がいいと思うがね。」


 静香の喉がゴクリッとなった。


「わかりました。お義父さまが選んだ首輪ならお受けします。でも、私、首輪は好きじゃありません。」


 








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