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人妻縄人形
第3章 淫ら咲き人妻秘書
 静香の言葉を面白く感じながら、


「ありがとう、静香。嬉しいよ。でも、正樹のも飲んでたんだね?」


 しまった、という顔で静香が、


「あっ、はい、飲んでました。はしたないですね、私。」


「いや、夫婦なら当たり前さ。ご褒美だ。」


 そう言うと、静香の唇に唇を重ねた。
 一樹の舌が静香の舌と触れ合った瞬間、一樹は一樹自身の青臭い精液が舌先に触れた。
 一樹は構わず舌を吸い、唇を吸った。


「お義父さま、お義父さまの?」


「ん?あぁ、飲んじゃった。いいさ。さあ、寝室に行くぞ。」


 驚く静香を立ち上がらせ、ガウンを軽く羽織った。


「あっ、あの洗濯物は?」


 心配そうに聞く静香に、


「後でいいよ。さあ、行くよ。ついておいで。」


 はい、と小さく答えながら、静香は慌てて義父の後に着いていった。
 リビングからドアを開け寝室に入ると、白いシーツに覆われたダブルベッドとソファーにガラステーブル、カウンターバーが備え付けてあった。
 静香をベッドに腰掛けさせ、一樹はカウンターバーに立った。


「なにか飲むかね、静香?」


「はい、冷たいのお願いします。」


 一樹は少し考える風に、


「じゃあ、麦茶でいいかな?」


「えぇ、麦茶でお願いします。」


 よし、と言いながら小型のツードアタイプの冷蔵庫から、麦茶を取りだし二つのコップを満たした。
 静香にコップを渡しながら、


「よく冷えてるよ。昨日作ったやつだから安心しなさい。」


「はい、いただきます。昨日って、うちにくる前にここに?」


 少し驚いて、静香が聞いた。


「うん、お前たちの家に行く時はいつもここに寄るんだ。部屋の掃除もしなきゃならんのでな。」


(いつもって、じゃあ、ずっとだまされてたわけ?)


 だまされたようで、少し腹が立ったが顔には出さずに、


「でも、うちがあるのに、どうして二重生活なんて?」


「不思議かい?それは、お前の身体がわかっているはずだよ、静香。」


「えっ、身体って!つまり、えっ!」


「わかったみたいだね。さあ、おいで、寝るよ。」


 麦茶を飲み干し、ガウンを脱ぎ捨てベッドに潜り込んだ。
 慌てて、静香も麦茶を飲み一樹の隣に潜り込んだ。
    
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