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さげまん女の憂鬱~こんな私でよければ~
第2章 アバンチュール


「リビングは仕事の書類で散らかっているので
こちらにどうぞ」

そう言って霧島が良美を招き入れたのが
事もあろうか寝室だった。

「ここって…」

チラッとベッドに目をやった良美に
「あ、勘違いしないで下さいね
ホントにどの部屋も散らかっていて
お客さまを招き入れるに相応しい部屋が
この部屋しかないんですよ」

「ええ、わかってますわ
あなたが紳士だと言うことも
充分承知してますもの」

「ありがとうございます…
でもやはり…美人とベッドルームというのは…
ドキドキしてしまいますよ」

そう言うと霧島は良美を力強く抱き締めてきた。

「あん…だめっ…私は人妻よ」

「そんなことどうでもいいじゃないですか!
ここまで着いてきたんだ
襲われるのは承知の上なんだろ?」

逃げようとする良美を羽交い締めにして
そのままベッドにダイブした。

「お願い!手荒な真似だけは…」

警察を辞めて五年になるが
一通りの護身術はしっかりと体が覚えている。
いざとなれば男の一人や二人、
片付けることなど容易だったけれど
一人の女として襲われる事を楽しみたかった。

「ね、悪いようにはしないからさ」

霧島の大きな手が
良美のFカップのおっぱいを力任せに揉んできた。

『あああ…これよ…このゾクゾクとした感じ…』

良美は女であることを実感しながら
霧島の愛撫を喜びながら受け止めた。




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