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さげまん女の憂鬱~こんな私でよければ~
第4章 私、「さげまん」らしいです
霧島に腕枕をされて
良美は男の乳首を弄って甘えていた。
「不倫しちゃった…」
霧島の腋に顔を寄せて
男の体臭を嗅ぎながら
良美はポツリとそう言った。
「後悔してる?」
霧島も手を伸ばして
良美の乳房を揉みながら
人差し指だけで良美の乳首をクリクリと転がした
「ううん…後悔していないわ
私を抱いてくれない夫が悪いんですもの」
「そう…後悔していないのならよかった…」
不意にガバッと起き上がって
霧島は良美にキスをした。
「ねえ、どうだろう?
真剣に俺と付き合ってくれないか?」
一夜だけのアバンチュールではなく
継続して肉体関係を維持したいと
霧島は良美に問いかけた。
返答に迷っていると
バッグのスマホのチャイムが鳴った。
「ああん…時間だわ…
夫が帰宅しちゃう」
霧島への想いを断ち切って
良美は久々のセックスで逝かされた気だるい体を
後ろ髪を引かれる思いでベッドから抜け出した。
「帰らなきゃいけない?」
脱ぐときとは違って
良美は淡々と着衣を始める。
「これ、貰っても構わないんだよね?」
ショーツはどこかしらと
キョロキョロと探す良美に
枕元に小さく丸まっているショーツを手にして
霧島が欲しいとねだった。
「ダメよ…ノーパンで帰れないわ」
ミニスカートではないから
よほどの事がなければ
尻を見られる心配はなかったけれど
スースーするのが不快だった。