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さげまん女の憂鬱~こんな私でよければ~
第4章 私、「さげまん」らしいです
「いやぁ…あっ!あぁ、なに…あっ」
霧島がクリトリスを強く吸うと、
全身が痙攣したかのようにピクピクと震え、
目の奥で火花が散った。
頭がボーっとし、身体は気だるいのに、
全身の神経は研ぎ澄まされたように敏感だ。
霧島がそっと太ももを撫でただけで、声が出る。
「もしかして、逝きそう?」
両手で顔を覆いながら
荒く息を吐く良美を、
股間から顔を上げて良美の顔を見つめて聞く。
頷くと、霧島は自分の体重を支えながら
ゆっくり良美に覆い被さり、キスをした。
「旦那はバカだね、
『さげまん』だなんて信じて君を抱かないなんて
もったいないよね。
こんなにも君は可愛いのに」
良美のお腹に、霧島の硬くて熱くなったモノが
コンコンとノックしていた。
「スナックで出会った君は、
凛々しくて素敵だけど、
こうして素っ裸になると途端に隙だらけになるね」
そう言いながら、強く股間を押し付けてくる。
「これからも、たとえ強引であろうと
いつもこうしていたいと思っている」
「霧島さん…」
まだ快楽と現実の狭間で揺れ動く良美だが、
霧島の告白は、素直に嬉しかった。
スナックでひと目見て
渋いおじさまだと心ときめかした。
不倫など、自分には縁がないと諦め、
ポッカリと空いた心の隙間に
スルリと敷島が入り込もうとしていた。