この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
海鳴り
第9章 夕凪
「律子…、明日はシケで船は出せねえけど…あんたは学校が…」
律子を気遣う相沢の言葉を無視してその手を掴み、左の乳房に押し付けた。
「平気です、若いから」
律子がクスッと笑うと、「俺だってまだまだ若えし元気だ」と顔をほころばせ律子を横にして抱え上げた。
「和男さんはもうオジサン」
「黙れ」
相沢は律子を抱えたまま部屋に入り、グルグルと勢いよく回る。
「キャー、や、やめて…やめて…」
律子が怖がって肩にしがみついて叫ぶと、相沢が声を上げて笑った。
「…ま、待って、待って」
「なんだ降参か」
律子をベッドに寝かせながら顔を覗き込む。
「笑った」
「ん?」
「笑ったわ」
「……」
律子は相沢の頬を両手でグニグニと動かした、
「もっと笑って」
「やだね」
「笑いなさい」
「男はヘラヘラ笑わねえもんだ」
「和男クン、先生の言う事を聞きなさいっ」
「…っ…」
「ぷっ」
「あははは……」
「あははは……」
二人は抱き合って笑った。
律子を気遣う相沢の言葉を無視してその手を掴み、左の乳房に押し付けた。
「平気です、若いから」
律子がクスッと笑うと、「俺だってまだまだ若えし元気だ」と顔をほころばせ律子を横にして抱え上げた。
「和男さんはもうオジサン」
「黙れ」
相沢は律子を抱えたまま部屋に入り、グルグルと勢いよく回る。
「キャー、や、やめて…やめて…」
律子が怖がって肩にしがみついて叫ぶと、相沢が声を上げて笑った。
「…ま、待って、待って」
「なんだ降参か」
律子をベッドに寝かせながら顔を覗き込む。
「笑った」
「ん?」
「笑ったわ」
「……」
律子は相沢の頬を両手でグニグニと動かした、
「もっと笑って」
「やだね」
「笑いなさい」
「男はヘラヘラ笑わねえもんだ」
「和男クン、先生の言う事を聞きなさいっ」
「…っ…」
「ぷっ」
「あははは……」
「あははは……」
二人は抱き合って笑った。