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海鳴り
第9章 夕凪
「律子、律子…」

「……ン…、あ…」

「ふっ…、あんたの舌使いは要注意だ…」


相沢が少し照れながら笑った。


「和男さん…」


律子がぼんやりと口を開いた。


「なんだ」

「和男さん…」

「どうした」

「ずっと…このまま…傍にいたい…」

「……あんたにここは似合わねえ…」


相沢が律子の髪を撫でる。


「…傍にいたい…だ…け…」


律子の言葉は寝言のようにも聞こえ、すぐに静かな寝息へと変わった。


「あんたは俺にはもったいねえ…」


相沢はベッドから降りて律子の躰を眺め、乳房や肩に軽くキスをして布団を掛けると、名残惜しそうに唇にそっとキスをした。


「律子…、もう抱かねえ」


相沢は素早く服を着た。

眠っている律子をしばらく見つめてから部屋を出る。朝凪で静まり返ったる薄暗い町を、相沢は俯きながら歩いた。



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