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桜 ~あなたに見られたくて~
第11章 ハプニングバーにて
信じられない!
エミちゃんとセックスをしたんだから
エミちゃんの体で完結しなさいよ!
私は汚れた顔を洗うために
スタッフに案内されてシャワールームに飛び込んだ
顔を洗うだけのつもりでしたが
色んな男の唾液が体に染み込んでいるみたいで
とても不快なので
全身シャワーをすることにしました。
全身をシャボンで洗うと
爽やかな香りにようやくホッとできました。
そこへ近江正和がペニスを洗いに
私の元へやって来たんです。
「どうだ?ハプニングバーって面白いだろ?」
俺さあ、五人の女を抱いて
三発も射精しちまったよと
彼は上機嫌で武勇伝のように語ります。
「私は少しも楽しくないわ!」
「どうして?色んなチンポを楽しんで
けっこう喘いでいたじゃないか」
「不完全燃焼なのよ
逝きそうになっているのに
すぐさま違う男と入れ換わって
逝くに逝けないのよ」
色んなペニスを楽しみたい女には
もってこいの場所なんだろうけど
私は一人の男と
濃厚なセックスをする方がいいと思いました。
参加してくる男の中には
めちゃくちゃ下手な人もいたし
燃えかけた体に
冷水を浴びせられる気分になったのも事実でした。
それに、私はやはりヤラれるより
見られる事の方が興奮するタイプだと
再認識したんです。