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桜 ~あなたに見られたくて~
第13章 ウェディング
「いいわ!結婚する!!
私で良ければ奥さんにしてください!!」
覚悟を決めると
一気にアクメがやって来ました。
「本当だね?
僕と所帯を持ってくれるんだね?」
彼は嬉しさのあまり
手加減していた腰の動きが一気に加速しました。
「あっ!ダメ!!
激しくされたら逝っちゃう!!」
興奮してしまって
私が妊婦であることさえ忘れたかのように
彼は私の子宮を突き上げてきます。
「ね、お願い!激しすぎるわ
お腹の赤ちゃんがビックリしちゃうぅ!」
「わかってる…わかってるんだけど…
止められないんだぁぁ!!」
そのまま彼は私の子宮にエキスを浴びせかけた。
そのタイミングで、お腹に痛みが…
『えっ?これって…』
私は慌てて彼に
病院に連れていって欲しいとお願いしました。
「病院って…?
おい、待てよ!予定日は二ヶ月も先だろ?」
いざ産まれそうになると
可笑しいことに彼の方がパニックってしまい
そのバタバタぶりに
陣痛の痛みを忘れて笑ってしまった。
出産は安産でした。
1800gの小さな生命…
保育器の中でスヤスヤ眠っている娘を見ながら
私は彼の差し出した出生届にサインした。
「もう一枚、こっちにもサインして」
彼はさりげなく婚姻届を差し出した。
「娘の誕生日と結婚記念日が同じなのね」
サインしたいのに涙で用紙がうまく見えない。
初めて自分の名を漢字で書いた時のように
とんでもなく下手くそな文字を私はサインした。
完